2021.09.17
【活動報告】「働く」の未来を考えよう・組織課題解決ワークショップ・開催レポート

2021年8月24日「『働く』の未来を考えよう!デザインシンキングによる組織の問題解決」と題し、鳥取県智頭町にあります山里料理お食事処のみたき園様にて開催いたしました。

 

▼みたき園 山里料理・みたき園

山あいの小さなまち、鳥取県智頭町は芦津で45年続く、自然の中の広々とした敷地が自慢のお食事処です。
地元・鳥取県智頭町で採れる山菜を中心とした食材でこしらえた、野趣あふれるふるさとの味、小さき花をめでるような手仕事を通して、来られた方々を楽しませてくれます。

 

 

ワークショップを開催するに至った経緯

これまで「働き方の未来図をつくろう」という個人の働き方の選択肢を拡げアクションプランを創る場を開催してきました。その中で「でも結局私が変わりたいと思っても、自分がいる組織・事業者・企業が変わらないと変化できないのです」という言葉を、このワークショップの場に限らずArrowArrowは聞いてきました。

 

個人の働き方の選択肢と組織の働き方の選択肢を重ね、共に一歩を踏み出すにはどうしたらいいか。
そのような課題を解決するために、社員!shine!や中小企業ワークスタイル研究会などを通して伝えてきましたが、2020年新型コロナウイルスの出現によって大幅に変化が起きている「働く」のゾーンに対応できるものは何かを考えていました。

 

ワークショップの際に使われた資料1ページ抜粋

 

今回アクセンチュア株式会社Reskillチームと協働で開発したデザインシンキングのワークショップは、視点を個人から「組織内での働き方」に変え、従業員と経営者が同じ場で同じ課題に向き合い、課題解決に取り組むワークショップを構築しトライする機会となりました。

 

ワークショップで大切にしたこと

1)個人のスキルの強弱と組織のスキルの強弱を重ねてみる
「働く」はひとりで完結することはできません。
それぞれのメンバーが持つ得意なスキルを明確にすること、それらを合わせて見つめるることで、「この組織ではどんな強さと弱さがあるのか」を明確にできるかと思います。
ArrowArrowとアクセンチュア株式会社が協働開発した「NEW SKILLS NOW-パラレルスキル見える化」を通して、誰がどんなスキルを持っているか、それを通して組織の持つ強さと課題を明るみにしていきました。

 

2)組織の課題を見える化する
組織に今どんな課題があるのか。それは経営者が考えている課題と現場が考えている課題と違うものがあるかもしれません。
しかしそれらを互いに見せあうことで「今一番当たっていかなければならない課題は何か」を互いに共通認識が持てると思います。
まずはそれを照らし合わせ、お互いの目線を共有しました。

 

3)組織の課題に対してフラットにアイディアを出し合う
課題に対して経営者・従業員双方がお互いにアイディアを出し合っていくことは、よりフラットな関係性をチームの中で育む1つの要素になるかと思います。
従業員が「課題に対して解決策を考えている」という状況を経営者が知ることも大切ですし、経営者側が「課題にどう向き合っているのか」という姿勢を従業員が知ることも必要です。
お互いが課題に対して共に解決したい人で手をつなげるのだということを考えながら、さまざまな解決アイディアを出し合いました。

 

ご参加頂いた鳥取県智頭町・みたき園の事業経営をされている寺谷亜希子さんからは参加後にこのような声をいただきました。

スタッフそれぞれがそれぞれに事業について思ってくれているのがわかり、

みんなでアクション起こしてみたいと思っています。

仕事を通して、よりよいコミュニケーションを取りながら、

私たちらしいコミュニティをつくっていくのが私の今の仕事のひとつの目標ですし、

そうすることによって、広がりも変わってくるように感じました

この場に手をあげてくださった皆様、ありがとうございました。

そして鳥取県智頭町事業者の皆さんやみたき園・寺谷さんを繋いでくださった智頭町複業協同組合・星野大輔さん、ありがとうございました。