2017.03.10
【団体報告】港区リーブラ協力のもと「これで安心!育休復帰応援イベント」を開催しました
2017年3月7日、港区立男女平等参画センターリーブラのご協力を得て、「これで安心!育休復帰応援イベント」を開催しました。
2017年も始まり、育児休業をとっている方々は少しずつ「仕事」について考えている時期かと思います。
2月の保育園決定通知まで自分自身がどのように動いていいかもわからず悩み迷うこともあるかと思います。
「今の私で仕事復帰できるだろうか」
「仕事のやり方忘れちゃったな…」
「会社のみんなは私を受入れてくれるだろうか」
心配と不安をあげたらきりがないほどではないでしょうか。
子育てしながら再び働くにあたって、行動のリニューアルが必要になってくることはもちろんですが、
それ以上に自分の意識・メンタル・まわりとのコミュニケーション方法をリニューアルしていくことも重要だと考え、この場を企画しました。
ワーママ意識調査2015からわかること
実際育児休業からの復帰後、ワーキングマザーは時短勤務を選択したり、フルタイムでも残業をせずに定時で帰るケースが多いかと思います。
長時間労働の多い日本の企業で働くワーキングマザーは、残業をする社員を横目に帰らなければいけないからこそ、働いている時間は精一杯働こうとします。
しかし、組織に貢献したいワーキングマザーが仕事をする上で意識していること、企業がワーキングマザーに望むことにはギャップがあることが「ワーママ意識調査2015」の中で明らかになりました。
▼ワーキングマザーと企業との意識のギャップ -ワーママ意識調査2015/エン・ジャパンワーキングマザー:自分に託された仕事を完遂することで企業に貢献しようと思っている
企業:仕事を抱え込まないで欲しいと望んでいるその他にも、企業としては「無理しないで働いて欲しい」と優しさや配慮のつもりでワーキングマザーにかけた言葉が、当事者からみると「私は会社に必要ないんだ」と受け取ってしまいモチベーションを落としてしまうなど。
こういったすれ違いは、職場でのミスコミュニケーションによって起きてしまいます。
今回のイベントでは定員に近い多くの子育て中の女性が参加してくださり、これから復帰を考えている人に置いては、企業とのもったいないすれ違いやミスコミュニケーションを防ぐヒントや、社員と企業がお互いに気持ち良く働くためにどうしていけばいいのかを伝えていきました。

イベントの主な内容
イベントの主な内容として大きく3つの柱をつくっていました。
・育休復帰前のあなたに両立に向けてのコツやスムーズに復帰するためのアドバイス
・復帰後に起こりがちな上司やパートナーとのミスコミュニケーションの防ぎ方
・人事担当者、産育休取得者必見!産育休取得者の為の面談シート『ライト・ライト』のご紹介

その中では、株式会社ワークシフト研究所CEO/育休プチMBA勉強会副代表・小早川優子さんにお越しいただき、ワーキングマザーとしてどのような思考やアクションをしていくのかトークセッションをおこないました。
ゲストスピーカーのご紹介
株式会社ワークシフト研究所 CEO/育休プチMBA勉強会副代表・小早川優子氏

慶応義塾大学ビジネス・スクール ケースメソッド授業法研究普及室認定インストラクター 慶応義塾大学大学院経営管理研究科経営学修士/米国コロンビアビジネススクール留学(MBA) 外資系金融機関に通算13年間勤務。第二子出産後コンサルタント、セミナー講師として独立。専門はダイバーシティ・マネジメント、交渉及び女性管理職育成。これまで上場企業、中小企業、ベンチャー企業、省庁や地方自治体などで多数登壇。日経DUALにて「働くママのための『交渉学』」を連載。3児の母。
(※)育休プチMBA勉強会とは…(株式会社ワークシフト研究所HPから抜粋)育休を利用して、スムーズな復職に必要な思考技術を学ぶための勉強会。赤ちゃん連れでも安心の環境で、子どもを持つことで労働時間や場所に制約を抱えることとなった人材(制約人材)が組織で活躍するために必要なマネジメント思考を学びます。「マネジメント思考」とは、「組織のビジネス上の方向性や目標を理解し、それを達成するうえでの自分の役割をわかっていること」で、経営者目線とも呼ばれます。
【開催概要】
日時:2017年3月7日 9:30 会場 / 10:00 スタート / 12:00 終了
場所:リーブラ学習室C(2階)
協力:港区立男女平等参画センター