2014.10.22
【団体報告】国分寺市協働事業ーママインターンー・1期終了のご報告

2014年9月3日にスタートしました「国分寺市協働事業―ママインターン―第1期」が2014年10月1日に無事に終了しました。

 
参加者は妊娠・出産・子育て・介護などを機に仕事から離れているものの、もう一度地域や社会とつながりたいと考えている子育て中の女性11人。
仕事と子育ての両立を実現させたロールモデルを紹介する講義を2回、
実習に入る企業やNPO法人が抱えている課題に取り組む実践型ワークショップを2回、
最後は実際の職場体験の計5回、約1か月にわたりプログラムを進めてきました。

 

 

託児付きのプログラムでしたので、今回が初めての託児体験という女性もいて、
最初は子どもを預けることに不安やとまどいもあったようですが、回を重ねるにつれてご自身が一人での時間を楽しみながらイキイキと参加されている姿がとても印象的でした。
 
最終日の職場実習では、受け入れ先企業によって実習内容は様々でしたが、
ある企業ではワークショップで取り組んできた課題の発表を積極的に行い、
その視点や考え方に、受け入れ先の企業からも、
「目からウロコのアイデアでした!」
「(自分たちでも)難しいと思っていた点をはっきり指摘してもらえた」などの嬉しいお言葉をいただきました。
これも参加者皆さんが試行錯誤しながらも前向きに取り組んできた結果だと思います。

 

 

また、実習は受け入れ先企業・組織4社に合わせて、参加者も4つのチームに分かれて行ったこともあり、
チームごとに参加者同士の結束が強くなり、地域でのつながりもできたようです。
 
◆参加者の声
・久しぶりに働くということがどんなものか思い出すことができました
・今回は再就職を通して、自分自身とも子育てとも自然に向き合える良い時間を持てました
・ブランク期間を単なるブランクにするのも、そうでなくするのも、これからの自分次第だなと学びました
・働くことをどうしても諦めきれない中で今回のママインターンに出会え参加出来たことは、
自分のこれからの人生を変えると言っても過言ではないぐらい意味のあることだったと感じています
・託児があったことは大変有り難く、私はじっくり集中して講座に取り組めたこと、娘は私と離れた環境の中で過ごす時間が初めてのことなので、色々なお友達と過ごすことを経験出来たのがこのママインターンでの満足感に繋がりました
 

今回のママインターンプログラムを通して、出産や子育てを経験したからこそ身につけたスキルを、自分のあらたな価値として見つめ直していただきました。さらに、ワークショップや職場実習での意見交換やチーム作業の体験は、働く意識や感覚を取り戻すきっかけにもしていただけたと思います。

 
第1期は終了しましたがこれで終わりではなく、ここからをスタートだと思っています。
自分らしい働き方を見つけたり、地域や社会とつながるためのあらたな一歩を踏み出していただけたら嬉しく思います。
参加者の皆様、ありがとうございました。
ママインターンを受入れてくれた企業・団体各社様、協働事業の国分寺市様、ありがとうございました。