【登壇報告】男性育休取得推進に向けて:キリングループロジスティクス株式会社様にて登壇しました!
2022年11月・12月に、キリングループロジスティクス株式会社様にて男性育児休業の理解促進を目的とした対話の場を、ベネッセシニアサポート株式会社様と共に企画設計と運営いたしました。
キリングループロジスティクス株式会社では同年10月から12月にかけて社内で様々な取組みをおこなっていました。
・全従業員向け「仕事と育児の両立アンケート」実施
・「男性の育児参画・育休取得を考える」短編動画+社内制度の配信・理解度チェック」を実施
・リーダーとして動く管理職対象にイクボスセミナーと題し、男性育休取得推進のテーマ講義と対話の場
今回ArrowArrowでは、男性育児休業取得にあたり、施策や制度があったとしても、それを実際に使っていけるような組織の風土・文化醸成に寄与したプログラムを設計しました。
それは、事前に組織の現場において「仕事と育児」について考えている想いを見えるようにしたアンケート結果を基に、どのような課題感が存在しているのか、何がカギとなっているのかを捉えていくことからスタートしています。
実際の対話の場であるセミナー冒頭では、キリングループロジスティクス株式会社・安藤弘之社長より「男性の育休取得推進への取り組みは、福利厚生ではなく、経営戦略である」等のメッセージを伝えていただいたことは組織としてどう捉えている事象なのかを克明に伝えておりました。
今回の対話の場においてArrowArrowの中で大切にしたいと思ったことは3つありました。
1)相互理解:仕事と育児の両立アンケート結果から見えた課題感のシェア
2)展開と開示:これまで組織の中で育児休業取得に対してどのように対応してきたか
3)体感・行動:実際に起こりうるシーンに我々はどうアクションするのか
場の運営においては、この場を一方的な講義の場にしないこと、現場の課題感をリーダーがまっすぐ「課題感」として表せること、行動に結び付けられる小さなサンプルがあること、それらを意識しました。
インプットにおいては、
・組織が変わるときに「ひとりで」やらない事例の共有
・なぜ男性の育児休業取得が必要な状況なのか
・組織におけるアンコンシャスバイアスとは
学びとアウトプットを交互に重ねながら、「働きやすい職場づくりにはリーダーの理解と職場での推進が必要になること」と共に「リーダーそのものも課題感をもつ状況、だからこそ互いにその課題を開示し組織が変わる起点にしていくこと」を皆さんと共有していきました。
参加後のアンケートからは以下のような声をいただきました。
「メンバーとリーダーの考え方等のギャップを知ることができたので、今後のチーム運営の参考になる。また育休のメリットを理解できたことによって育休取得希望者または取得に悩んでいる方への取得に向けたアドバイスや後押しができると思った」
「私自身の情報もメンバーへ発信し、メンバーから話しやすい環境を作りを行い、私もメンバーも仕事とライフワークバランスを大切にしたい」
「チームの誰かに何かがあっても大丈夫な体制をつくっておくこと、誰でも応援に入れるような業務の洗い出しをしておきたい。またメンバー同士が支え合いたいと思えるような仲間意識を醸成したい」
参加された皆さんの気づきや理解が組織の中で形成できていくことを心から望みますし、
絶えず伝えていましたが、マネージャー・リーダーの皆さんの課題が開示できる場所もつくっていけることを望みます。
今回このような機会をいただきましたキリングループロジスティクス株式会社様に感謝しております。また参加してくださったリーダーの皆様、ありがとうございました。
そして共にこの場を創ることできましたベネッセシニアサポート株式会社様にも感謝をお伝えします。