【キャリアデザイン研修インタビュー】八王子市役所総務部職員課にArrowArrowキャリアデザイン研修についてお聞きしました!
八王子市役所は、2017年・2018年に当法人とともに「女性職員のためのキャリアデザイン研修」を進めてきました。
今回のインタビューでは、そのタイミングでなぜArrowArrowに声をかけてくれたのか、キャリアデザイン研修に関するフィードバックとともに、キャリアデザイン研修の前後による変化を、
八王子市役所総務部職員課人財育成担当の倉田直子課長と杉山美千代さんにインタビューしました。
女性のためのキャリアデザイン研修をおこなう理由
「女性のキャリアに関する研修は実は2007年からスタートしています。そう考えると10年以上続いていますね」
開口一番、人財育成担当課長である倉田直子さんは笑顔でそう答えてくれました。

(右:総務部職員課人財育成担当課長/倉田直子さん、左:同課人財育成担当/杉山美千代さん)
女性の管理職が組織内に増え始め、2015年から女性活躍推進法がスタートする中で、女性のキャリアに着目した研修の必要性がますます高まってきていました。
「女性の背中を後押ししたいと思ったのです」
八王子市役所においても女性の管理職がまだまだ少ないことは課題にあがっていました。
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管理職に向かう試験を受ける女性が少ないこと。
それは「管理職になりたい」という希望や願いを持つ女性が少ないということ。
それは何故なのか?と問いを深めていく一方で、
八王子市役所の中で能力の高い女性がいるにもかかわらず、その力を十分に活かせていない状況がありました。
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そのような現状が今回女性のキャリアデザイン研修を再構築することに繋がっていきました。
「女性の管理職を増やすという数字の話ではなく、本人のやる気・モチベーションを生み出すためにどうしたらいいかを考えていました」
そして近隣・立川市役所でのArrowArrowキャリアデザイン研修の話を聞き、
当法人に声をかけてくれました。
組織の中で斜めの関係性をつくれる場所
この研修では主事級の若い女性職員のグループに主査級の女性職員がひとりずつサポーターとして参加しました。
「キャリアデザイン研修をやってみてよかった!と思えたのはすでに主査職として働く女性職員たちがどんな想いを持って働いているか、そして実際にどんな暮らしと働き方をしてきたかという本音を聴く場所となったことが大きいです」

「お子さんを育てながら働いている人や、人生への価値観を話してくださる人、そして男性の中でどのようにポジションをつくってきたかといった視点をお話くださる人、一人一人がご自身の言葉で話してくださっていました。参加していた主事職の女性職員たちは身近で働いている女性の多様性を感じられたと思います」
そのような圧倒的な自己開示があったことやランチを食べながら業務以外の話ができたことで、日常の上司/部下の関係性とは異なる部署の上司/部下との関係性を構築する機会となり、組織の中では起こりにくい斜めの関係性を作ることができたと伝えてくれました。
自分が働くスタンスや価値観を誰かに伝えることによる変化
実際にこのキャリアデザイン研修を受けてからいくつかの変化があったようです。
「この場所で話をしてくださった主査のモチベーションが上がって、組織の中での自分の立ち位置を確認する機会にもなったようです」
話を聞いた女性職員の考え方に影響が及ぶだけではなく、話をしたスピーカー側の女性主査職にも変化が起きたのはとても興味深いことです。
なぜ、そのようなことが起こったと思いますか?と問うと
「皆の前で改めて自分の働き方や働くマインドを整理して伝えるという行為によって、ご自身においても改めて自分がどんなことを大事にしながら働いているか、そのような理解が深まったのだと思います」
このキャリアデザインのような場所でArrowArrowが意識していることは、一方が他方へ「教える」ということだけが正解ではないということです。
今回のようなゲストスピーカー側である女性主査職にとってさらに自分の生き方・働き方に変化が訪れたということは、この場所がより深い自分自身のキャリアにおける内省の場所になっていたということがわかります。
”私は私。私の価値観でこの場所で働いていこう”
そう自信を持っていきいきと組織の中で働くことができること。そのマインドはキャリアそのものをきっと自律させていくでしょうし、そのような方々こそ組織としても求めていく存在になるのだと思います。

インタビューにご協力をいただいた、八王子市役所総務部職員課の皆さん、本当にありがとうございました。
今回のインタビューでは、そのタイミングでなぜArrowArrowに声をかけてくれたのか、キャリアデザイン研修に関するフィードバックとともに、キャリアデザイン研修の前後による変化を、
八王子市役所総務部職員課人財育成担当の倉田直子課長と杉山美千代さんにインタビューしました。
女性のためのキャリアデザイン研修をおこなう理由
「女性のキャリアに関する研修は実は2007年からスタートしています。そう考えると10年以上続いていますね」
開口一番、人財育成担当課長である倉田直子さんは笑顔でそう答えてくれました。

(右:総務部職員課人財育成担当課長/倉田直子さん、左:同課人財育成担当/杉山美千代さん)
女性の管理職が組織内に増え始め、2015年から女性活躍推進法がスタートする中で、女性のキャリアに着目した研修の必要性がますます高まってきていました。
「女性の背中を後押ししたいと思ったのです」
八王子市役所においても女性の管理職がまだまだ少ないことは課題にあがっていました。
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管理職に向かう試験を受ける女性が少ないこと。
それは「管理職になりたい」という希望や願いを持つ女性が少ないということ。
それは何故なのか?と問いを深めていく一方で、
八王子市役所の中で能力の高い女性がいるにもかかわらず、その力を十分に活かせていない状況がありました。
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そのような現状が今回女性のキャリアデザイン研修を再構築することに繋がっていきました。
「女性の管理職を増やすという数字の話ではなく、本人のやる気・モチベーションを生み出すためにどうしたらいいかを考えていました」
そして近隣・立川市役所でのArrowArrowキャリアデザイン研修の話を聞き、
当法人に声をかけてくれました。
組織の中で斜めの関係性をつくれる場所
この研修では主事級の若い女性職員のグループに主査級の女性職員がひとりずつサポーターとして参加しました。
「キャリアデザイン研修をやってみてよかった!と思えたのはすでに主査職として働く女性職員たちがどんな想いを持って働いているか、そして実際にどんな暮らしと働き方をしてきたかという本音を聴く場所となったことが大きいです」

「お子さんを育てながら働いている人や、人生への価値観を話してくださる人、そして男性の中でどのようにポジションをつくってきたかといった視点をお話くださる人、一人一人がご自身の言葉で話してくださっていました。参加していた主事職の女性職員たちは身近で働いている女性の多様性を感じられたと思います」
そのような圧倒的な自己開示があったことやランチを食べながら業務以外の話ができたことで、日常の上司/部下の関係性とは異なる部署の上司/部下との関係性を構築する機会となり、組織の中では起こりにくい斜めの関係性を作ることができたと伝えてくれました。
自分が働くスタンスや価値観を誰かに伝えることによる変化
実際にこのキャリアデザイン研修を受けてからいくつかの変化があったようです。
「この場所で話をしてくださった主査のモチベーションが上がって、組織の中での自分の立ち位置を確認する機会にもなったようです」
話を聞いた女性職員の考え方に影響が及ぶだけではなく、話をしたスピーカー側の女性主査職にも変化が起きたのはとても興味深いことです。
なぜ、そのようなことが起こったと思いますか?と問うと
「皆の前で改めて自分の働き方や働くマインドを整理して伝えるという行為によって、ご自身においても改めて自分がどんなことを大事にしながら働いているか、そのような理解が深まったのだと思います」
このキャリアデザインのような場所でArrowArrowが意識していることは、一方が他方へ「教える」ということだけが正解ではないということです。
今回のようなゲストスピーカー側である女性主査職にとってさらに自分の生き方・働き方に変化が訪れたということは、この場所がより深い自分自身のキャリアにおける内省の場所になっていたということがわかります。
”私は私。私の価値観でこの場所で働いていこう”
そう自信を持っていきいきと組織の中で働くことができること。そのマインドはキャリアそのものをきっと自律させていくでしょうし、そのような方々こそ組織としても求めていく存在になるのだと思います。

インタビューにご協力をいただいた、八王子市役所総務部職員課の皆さん、本当にありがとうございました。