【国立市キャリアデザイン研修】海野が登壇しました。
2019年3月15日に国立市役所にて「キャリアデザイン研修」を行いました。
国立市は今年で3回目のキャリアデザイン研修となります。
1年目は働き始めて5-10年ほどの女性職員に向けてスタートし、
現在の社会の変容を含めて、国立市役所でライフイベントを経て働き続ける時にどのようなことが起こるかといった視点で、
インプットとワークショップとを行なっていきました。
2年目は同じ対象者の女性職員に向けて
実際にライフイベントとキャリアを並走させている先輩のトークセッションや、
同じ場所で働く人たち同士のキャリアのモチベーションに触れていきました。
そしてこの3年目は、国立市役所職員課のご担当者と打ち合わせをしている中で、
「前回も同じようにキャリア研修を行なった後、実際に現場に戻った時に、自分たちが働き方を変えていこうと思っても同じ部署の男性や上司らの理解がないと変化を生み出せないんですよね」という率直な感想をいただきました。
このような動きはまさに他の自治体でもおこっていた現象で、
この「変化をしよう」という想いや「私たちの考えを伝えあおう」という兆しを、
同じ部署にいる人たちにも伝えていく必要があります。
そして3年目は対象者を男性も含めることができ、国立市でキャリアを5-10年続けている男女職員を集めることができました。

午前・午後とで会を分けましたがいずれも女性よりも男性の方が多く総勢50名近い参加者がおりました。
そもそも今どんな働き方の変化が社会に起こっているかという話から、
実際に皆さんはどんな働き方を望んでいるかまで対話の時間を設けました。

皆さんはじめこそ緊張したスタートでしたが、どんどん打ち解けて話をしていける様子が見えました。
「働くことについて誰かと率直に話してもいいんだ」
「自分の今の働き方の課題を打ち明けられてよかった」
「他の職員の意見や考えていることなどが聞けてとても参考になったし話し合えて安心した」
という感想もいただいています。

キャリアをデザインしていくにも、
まず今の社会はどんな状況になっているかという現状を知ることは必要ですし、
それを見ながら、自分はどうしていきたいかのかを立ち止まって考える機会があっていいと思いました。
特に印象的だったのが参加のきっかけで多くの男性が「こんなキャリアをデザインするという研修を受けたことがない」とおっしゃっていたこと。
確かに男性こそ「ずっと働き続ける」ことが前提で選択肢が少ないかもしれません。
だからこそ立ち止まって考える機会は女性だけに限らず、あっていい場所だなということを改めて知れた機会にもなりました。
国立市のみなさま、職員課のみなさま、ありがとうございました。
≪ 「~JK RADIO~TOKYO UNITED」にArrowArrow海野が出演しました! | 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の「ソーシャルキャリアの理論と実践」の授業にゲストスピーカーとして登壇しました! ≫