名取市ワーク・ライフ・バランス講演会に登壇いたしました!

2017年2月10日に名取市主催による「企業のブランド力とワークライフバランスとは」と題し、連続テレビ小説「べっびんさん」のモデルにもなっている株式会社ファミリアさん、東北復興支援に個人としても組織としてもいち早くサポートをし始めていた株式会社フェリシモさんと共に、ArrowArrowはワーク・ライフ・バランスの講演会に登壇いたしました。


 

ArrowArrowとしては今回2016年GROWプロジェクト:ママインターンを通し
名取市において子育てしながら働きたい女性と短い時間でも働き手を探している中小企業の間において
「職場体験」を通し双方の準備・確認・判断をおこない再び働くことへ踏み出してもらうことをお話しました。
地域で暮らし働きたいと考えている女性達を企業としてどう取り込んでいくことができるかという視点とそもそもそのような女性の「働く」を変革させることが何故必要なのかをお伝えいたしました。

基調講演として、ファミリアの岡崎忠彦社長から、企業の成り立ちとして、
60年以上前に神戸にて今でいういわゆる「ママ友」4人がお互いの得意分野を活かしながらスタートしたベンチャー企業だったということから話はスタートしました。
「『企業30年生存説』といわれますが30年何もやっていなければ一世代でつぶれてしまうのはむしろ当たり前で新しいものにいかに挑戦するかを常に考えています」と岡崎社長。

阪神淡路大震災を経て現在も前進し続ける企業として、岡崎忠彦社長が特に現在意識していることは、ご自身がグラフィックデザインを経験しているからこそ魅せることができる「経営をグラフィックデザインで見せる」という意識でした。
またそのようなブランディングを通して、対外的には「神戸別品博覧会」としてさまざまな方々が携わるひとつのムーブメントを起こし地域貢献にも関わり、
社内には会社全体で家族のお祝いを通しひとりの社員を「個人」として人格をもって大事にしていることを方針として動いているようです。
常に新しい動きへ挑戦していく気概が岡崎社長の姿勢からも発せられました。

次にフェリシモの東北事務所所長の児嶋永作さんから、東日本大震災以降どのような形で復興に携わって来たのかをお話されました。
「とうほくIPPOプロジェクト」として、東北に暮らし住まう女性のための起業支援プロジェクトをたちあげ、89団体が現在活動されているようです。
名取の閖上でも活躍している女性たちや「花咲かおかあさんプロジェクト」としてフェリシモのもつラインを通して、
手仕事をしているおかあさんたちの商品をより市場にのせていくプログラム支援をしています。
「女性は生活実感を伴っている人が多いので、”誰に何をしてあげたいか”というマーケティング視点を実感してわかっている人が多いですね」と児嶋さん。
現在は「Startline」というアカデミーカリキュラムをつくり東北で自律的に継続的に事業を展開していくための商品企画づくりのサポートをなさっています。




その後のトークセッションでは、
より「働き方」そのものに着目した軸で動いてきました。
参加者からも質問をもらいながら
・会社組織として働き方にどのような工夫をされていますか?
・ゲストの皆さんのパートナーは家事育児に関わっているのですか?
・実際に大きな企業だからできた働き方ではないでしょうか?失敗事例はありませんか?
という突っ込んだクエスチョンにも皆で話しながら詳細事例を伝えながら進んでいきました。

そして最後の質問として
「『復興』という言葉がでてきていますが、それはどんなところで感じますか?」というこの場所ならではの質問もありました。
今回ゲストとして登壇した全員で午前中に名取沿岸部の閖上地区へ行ってきました。



「今あがっている山は津波であっという間に飲み込まれた場所です。慰霊碑も倒されてしまいました」
「この歩道橋の下まで津波の高さがきたのですが、歩道橋に駆け上ったから助かった人がいたんですよ」
 「今は盛り土をしてこの場所にまた住むことを形づくるために支援がされています」
「沿岸部は新興住宅街でした。そのような場所に津波がやってきたのです」
さまざまな説明を受けながらも実際に目にする光景やその語り内容に、
「何をもって復興というのだろう」
「今目にしている光景は復興という言葉のどのあたりにあるのだろう」
 ということを何度も何度も考え込んでしまいました。

 でもこれまでに出会った人を思い出し、そんな東北に住み、暮らし、働いている方々を見ると
復興というのは感じるというよりも関わる人たちが前を向いて形作っていくものなのだなと実感しました。

今回の講演会において、ArrowArrowとしてはママインターンという事業を通して地域の暮らし働く人たちの何らかの「復興」に携われたのであればこんなに嬉しいことはありません。


ご協力いただきました皆さん本当にありがとうございました。

(文責:海野千尋)