生き方デザイン学11期開催報告②!

結婚をして数年、30代となり自分の状況を振り返った時に、「このままだと家庭生活はないがしろになりそう」「今の職場では子どもは持ちづらいかも」という結婚と仕事に対する疑問が強くなりました。一度根本から生き方を考え直して検討する機会が必要と思い、今回の受講を決めました。
受講し、タイプの違うゲストの方の多様な生き方、人生を前に進めていく選択の仕方にふれることができました。今まで知らなかった生き方、選択の仕方、考え方にふれて、今後のヒントをたくさんいただくことができました。
また、一緒に参加した皆がいてくれたこと、とても大きかったと思います。色々な背景や悩み、価値観をもっていて、課題や話の中で、毎回新しい発見があり、「私もそれが悩みだった!」と共感することもあり、とても刺激を受け、私も人生を進めていこう、と毎回気持ちを新たにすることができました。
そして、教授からのコメント、個別のフィードバックも、時に厳しく時に優しく、立ち止まって考え直すこと、自分の考え方の改善点など、気づきをたくさん得ることができました。
受講後、自分が何を大事に生きていきたいのかがある程度明確になったことで、判断基準ができ、仕事をどう続けたいのか、未来のために今やることは何なのか、同じように悩んでも、今までのように漠然と考えることが少なくなってきたように感じます。また、パートナーである夫とも、講義の話を雑談でも話していたことにより、これからのことを前向きにお互いに考えられるようになってきたのではないか、と変化を感じています。
とても楽しく、かつ考えられる講義で、大変刺激を受けました。本当にありがとうございました。(日高裕子さん)
生き方デザイン学の受講は、とても刺激的で楽しく、良い経験でした。
私も、仕事や結婚生活に不安を抱えもやもやしっ放しの毎日を送っている時に、藁をもすがる気持ちで「生き方デザイン学」を受講しました。
子どもができない不安、中途半端な妊活の最中に転職への思いが募るのに、気がはいらず、誰にも相談できず、悶々としていました。
「子どもがほしい」という願望は人に伝えるのが難しいです。
37歳子どものいない私には、そのことで少なからず他人の心無い言葉を敏感に感じてきているし、この気持ちを人に伝えることはとても怖いことで、また傷つくことは避けたいことです。でも人に告白することで気持ちが楽になることはわかっています。この「告白」が私にとってはまず越えなくてはならない壁でした。第一回の受講日にその壁が越えられたことが、まず自分にとって良かったことです。
そして一緒に受講している受講生の方々の人生やそれに向かう姿勢はすごく刺激的で、素晴らしいものでした。
自分のキャリアや家族について真剣に向き合い、「生き方」という漠然とした壮大な問題に取り組もうとしているそれぞれの「考え方」は、とても新鮮で刺激的でした。当たり前のことだけど、他人の口から気持ちのある「言葉」で聞くことではっとすることも多かったです。
それから毎回来られるゲストの方々。特にそれぞれの「働き方」に刺激を受けました。「会社員じゃない働き方」を探している自分にとっては、1番知りたい情報を新鮮な生の情報として受け取れたのは素晴らしいことでした。「努力!辛抱!」という辛い気持ちで今のキャリアを築かれたのではなく(もちろん辛い時期はあったと思いますが)前向きな「仕事が好き」という気持ちが根底にあるのが印象的でした。
計5回の受講を通して、自分のもやもやした自己嫌悪はとり払われ、答えは見えずとも光の見える経験になったこと、自分でも驚いているし、改めて「問題の解決には良い過程が必要」なんだと実感しました。
受講生は皆女性、それぞれ迷いや悩み、欲求を抱え、何かを発散し何かを吸収していく。受講生全員がそれぞれ、答えは違えど何か一歩進むことのできる良い「過程」を経験したのではないでしょうか。(まささん)
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お二人は今現状についてモヤモヤと悩んでいるところが見受けられましたが、回を重ねていくごとにご自身の今までとこれからの点を少しずつ繋げていく作業を通して、これからやること、やっていきたいことを明確に語ってもらえるような変化が見えていました。
生き方デザイン学を受けた方々からこんな素敵な言葉をいただけるこの講義が続けられることは、私たちにとっても非常に意味があることだと感じています。ここで繋がった方々とこれからの生き方を個々に、一緒にデザインしていけること、うれしく思っています。
ゲストのみなさま、受講生みなさま、自由大学みなさま、ありがとうございました。(文責:海野千尋)