「組織で生きる男性・女性が考える!これからの『働く』カタチ」、開催報告!

1月28日(水)、日本ワーク/ライフバランス研究会と中小企業ワークスタイル研究会の合同企画セミナー、
「組織で生きる男性・女性が考える!これからの『働く』カタチ」を開催しました。

 

これまで私たちArrowArrowでは、たくさんの女性の「選択できない働き方、生き方」を見てきました。
でも、そんな選べない苦しさは女性だけではなく、きっと男性も同様ではないだろうか。
男性も女性もそれぞれの状況を理解し、方向性は違っても手をとって前に進めないだろうか。

そう考えたのが今回のセミナーのきっかけでした。

そこで、男性の抱える問題を浮き彫りにしながら、新しい生き方を提案&実践されている3人のゲストをお招きしてトークセッションを行いました。

男性学を研究されている武蔵大学、田中俊之先生
産後サポート事業と父親学級を開催されている株式会社アイナロハ、渡辺大地さん、
「働き方と組織の未来」ダイアローグを主宰されている丸善CHIホールディングス、石川貴志さんです。
ファシリテーターは当団体の海野千尋が務めさせていただきました。
 

まずは「働くことにおける男女の固定観念・固定概念」から話を始めていきました。

幸福度、自殺率などの様々な数値から考えられる男性の特性。
 


男性故に、実際に企業や家庭から求められてきた期待。


そして現在、「実践」としてどんなことができるのか。



続く、「固定観念・固定概念をどのように打破していくのか」の話では、
「実践」を繰り返していくことの重要さを参加者皆さんと共有できたと思っております。

最後には参加者同士でプチワークショップも行いました。
皆さん熱心に話し合ってくださり、今回のテーマへの関心の深さを感じるものでした。


 
数名の方にワークの内容をシェアしていただきましたが、
参加者における固定観念・固定概念もすでに差異があり、
だからこそ個人として何ができるか、組織にどう働きかけるか、
それをゆくゆくは次の世代にどう伝えていけるか、そんな話にまで繋がりました。

田中先生が最後におっしゃっていた、
(働き方、生き方を変えていくには)
『私たちは考え続けないといけない。考えないと人は今あるパターンに陥ってしまう』

という言葉がとても印象に残りました。

男性も女性も多様な生き方、働き方が当たり前になる社会のためには、
今の私たち世代が考え続け、
アクションを起こして、
少しずつでも変えていくこと、
それが必ず未来に繋がる…、

そう信じてやっていこうとあらためて感じました。

ゲストとしてご登壇いただきました田中先生、渡辺さん、石川さん、
場所をご提供いただきました協働ステーション中央さん

そして何より参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

 
 
(文責:海野千尋 青木博美)