ママインターン〜“ママの困った”を解決するアクション・はじめの一歩③〜森永製菓イノベーショングループ×日本財団

【執筆者:海野千尋】




ママインターン参加者が企業で実際に「母」の体験を活かしてワークをおこなう場として、
森永製菓イノベーショングループ×日本財団ママプロのママインターンもいよいよ終盤となりました。

お子さんを抱っこやおんぶしながらミーティングやディスカッションに参加する姿に違和感がなくなってくるとともに、子どもが参加することを周りが当たり前に思うことで「子どもがいたら企画ミーティングなんてできないのではないか?」という固定概念もなくなってきた印象です。




そしていよいよ最終発表として参加者がそれぞれ新しい商品のプロトタイプを作ってくるという宿題と発表へ。
それぞれのつくってきたものについては、これまでのマーケティングの視点、開発者の視点、そして実生活を伴って体験してきた母としての視点を取り込みながらつくってもらったものになります。

参加者皆さんのそれぞれの想いと、当然ながら「一商品」として売れるために、そもそもどんな商品であるべきか、どんな要素が必須なのか、店頭でどう見せたらそれは購入されるのか、などの内容が表現されたプロトタイプの発表がありました。




それぞれのプレゼンをもとに最後に森永製菓イノベーショングループ、事務局の皆を含め、どの商品であれば実際に販売できるだろうかということを投票で決めました。
森永製菓イノベーショングループのリーダー、開発者、マーケティング、PRそれぞれのエキスパートの方々からの視点や意見をいただき、ママインターン×森永製菓イノベーショングループが終了となりました。


今回の経験を通して母として参加した方々の気づき、企業として母の視点を入れたものを考える側としての気づき、双方に大きな気づきが起こりました。

<ママインターン参加者より>
・社会復帰する第一歩を踏み出そうと決心がつきました。また、今まで経験したことのない分野の職種を短期間でしたが、経験できたことも仕事探しの職種分野が一つ増えるきっかけとなり、新しい分野へ挑戦する勇気がつきました。
・社会に出る事への不安が減り、積極的に動く事ができ、バイトですが採用して貰える事が決まりました。
・今現在の生活スタイルでは近所でパートタイムでのお仕事以外は難しいのでは、と思っていましたが、ママインターンのことを知って、これまでの会社勤めの経験を活かした仕事がしたい、その方が楽しそうと思い始めました。

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<森永製菓イノベーショングループ様より>
SNSの普及などで生活者は自分の意見を発信することに慣れている今だからこそ、企業はもっとお客さまを巻き込んだ活動をすべきという仮説が確信にかわりました。弊社の商品特性上、この世代をターゲットとしている商材が多いので、これからも大いに活用していくことが他社との差別化という観点からも有益だと思います。
他社でやるときに保育が問題になるのではないかと思います。今回やってみて受け入れ側も可能なら会議室に連れてくるのもいいのではないかと思いました。全員が連れてくるわけじゃないのでそれほど進行に影響はなかったです。あくまでママたちがストレスのないよう・連れてくる・預けてくるをご自身にジャッジしていただいたことが、それぞれのママさんの復職に向けた不安の種類(預けることへの不安、仕事に対する不安)、タイミングに合わせることになったと思います。

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今回のプロジェクトに関わってくださった皆さん、改めまして本当にありがとうございました!
この機会をもとに、さまざまな企業でもママインターンが展開されていくことを今後も企画していければと考えています。


今回の森永製菓イノベーショングループ×日本財団ママプロのママインターンの詳細についてはコチラ

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