「開催報告」中小企業ワークスタイル研究会「地域で働く働き方のこれから」

2014年5月30日、西武信用金庫さまが地域の活動支援としておこなっている「第1回西武街づくりの活動助成金」を活用させていただき、中小企業ワークスタイル研究会を開催しました。

「地域で働く働き方のこれから」というテーマのもと、東京西側エリアで活躍している企業3社よりゲストをお招きしてトークセッションが行われました。

 

前半は当法人海野より、当法人の活動内容、女性就業率増加に伴う「働くこと」をとりまく環境の変化から、当研究会概要についての説明がありました。
 

 
続いて、有限会社あきゅらいず美養品の平野知実さま、株式会社たまらばの浜田健史さま、旭製菓株式会社の守下綾子さまをゲストにお招きしてトークセッションを行いました。

地域の共通点を持ちつつ、独自のスタンスで「働くこと」に取り組んでいる企業が集まりました。

トークセッションの主な内容は

・「地域ではたらくこと」において意識していること

・女性の働き方の課題、またその課題をクリアにするためにしていること

・自身のライフステージとともに仕事とライフで気を付けていること

3社に共通していると感じたのは、ワークライフバランスは企業と個人双方の課題であり、バランスの舵取りができてこそ仕事とライフに充実が生まれるということです。

そのためには第一に、個人と企業のコミュニケーションが密接であること。

例として、社員をランダムに集め、交流会をはかり、そこでの秘密は参加メンバー内のみで守られるという独自の施策をとる企業がありました。

自分の身体や心の変化もオープンに言える環境にあることが、会社の事業推進に繋がっていると考えているそうです。

中小企業にとっても、ワークライフバランスは今後起こりうる人材獲得のための経営戦略であることがよく分かります。

第二に、企業はそれぞれの社員のもつワークライフバランスのグラデーション(幅)を用意し、個人は覚悟を持ってそれにコミットできるかが大切だというお話がありました。

また、以前は仕事中心の生活でしたが、地域で働くことでワークとライフのバランスを保ち、パートナーとのコミュニケーションがより深くなったというお話も納得でした。
地域で働くゲストの皆さまだからこそ語れる「働くこと」と「暮らすこと」の距離の近さを感じるトークセッションとなりました。



最後は参加者全員で「地域で働くことへのメリット、デメリット」をテーマにワークショップを行いました。

 
メリットとして大きくあがったのは、衣食住のゆとりと地域コミュニティの情報獲得です。

衣食住が隣接することは、女性だけでなく男性も、ワークライフバランスの充実につながると考えられます。

一方、メリットは認識しつつも地域を働く場所として選定できない一番の要因として、仕事の幅、量、収入面のダウンへの懸念があげられました。

しかし、その不安はそもそも地元企業を知らなかったり、現状の職業への固執から生まれているものもあることが参加者の発表より分かりました。

終了後も参加者間で交流している様子が見られ、「地域で働くこと」への理解と課題が明確となった会となり、私達も多くのことを学ばせていただきました。

 

改めて、今回このような機会をいただきました西武信用金庫さま、ゲストスピーカーの皆さま、ご参加いただいた皆さま、有難うございました。

 

(文責:岡崎麻友美)