建設コンサルタンツ協会関東支部女性の会WGにて講演させていただきました!

【執筆者:海野千尋】



1月15日に一般社団法人建設コンサルタンツ協会関東支部において新しく発足された「女性の会WG」に、当法人代表:堀江がゲストスピーカーとしてお呼びいただき講演させていただきました。
「建設コンサルタントで働き続けるためのネットワークミーティング」というテーマのもと、「これならできる!実践・建設コンサルタントのワークシェア」と題しまして、基調講演をさせていただいたあとに、「建設コンサルタントで働く人のライフイベントに左右されない働き方」という内容でパネルディスカッションをおこないました。


建設コンサルタント業界の現状においても、
長時間労働化、新卒者の就職経営や若手技術者の離職に伴っての高齢化などがあり、業界全体にて人材・技術の流出が重要になってきました。
そういった動きの中でワーク・ライフ・バランスを改善していくことや女性の職場環境改善のための動きが活発化してこの「女性の会WG」が発足されました。
目的は「ライフイベントを迎えても建設コンサルで働き続けられる方法の研究」をもとに、このようなネットワークミーティングやアンケート調査などを実行されています。



今回当法人が参加してとても興味深いと思った部分は、この業界で働いている女性の「この仕事が好きです」という意識が非常に高いところでした。
両立支援制度が整っていて、育児休業・短時間勤務・在宅勤務などが存在しており、仕事に対しての満足度が高いという事実があるにも関わらず、退職を考えたり仕事継続への不安を考えている方が全体の6割、7割存在していました。
当事者の意識は満足と不安との間で葛藤している様子が見受けられました。



「なぜ女性が働きにくいのか」をマクロの視点でお話させていただき、それは建設コンサルタントの業界に限った話ではないことを皆さんにご理解いただきました。
ではそのためにどのような働き方をつくっていくか、アクションしていくかの事例を当法人代表堀江よりお伝えする時間を設けたあとに、
具体的に業界で働くそれぞれの立場の方々をお招きしてのパネルディスカッションにうつりました。

パネルディスカッションでは長時間労働の常態化によって女性が働き続けることを諦めてしまう現状があること、それは女性に限らず本来ならば男性においても長時間労働においてメンタルヘルスへの問題を抱えているような例もあり、その部分は損失につながっているということの認識や、
とはいえ長時間労働が産まれた背景も理解していて、不景気により人件費が削減されていてひとりひとりの負荷がかかってきている今そこを乗り越えるには長時間働くしかないのではないかという意識があったけれど、「やらなければならないこと」の業務分解がもっと必要だという理解や、
それらをふくめてマネージャーである管理職が仕事だけではないマネジメントができているのかという疑問など、
業界全体で抱えている課題・疑問・理解が白熱して語られました。



最後に技術委員会の副委員長であります高松さまに述べていただいたこととして、この業界は因数分解が難しい仕事ではあるが、だからこそやらねばならないのだということ、そのような合理化した考えをもつ人たちが育ってきてほしいという願い、また働く皆さんが納得することの重要さを伝えていただき会を終了としました。


業界特有の問題・課題の認識、それらを企業間を超えて解決にあたろうとする姿勢・実行、私たちも多くのことを学ばせていただきました。
今回このような貴重な機会をいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。


建設コンサルタンツ協会関東支部の皆様ありがとうございました。